いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年11月号

目次

1 機能性食品等に関するニュース

2 食や健康に関するイベント

3 今が旬!いわての農産物紹介

4 研究会からのお願い

 

1 機能性食品等に関するニュース

〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年12月23日現在))

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令和6年10月1日~31日の期間において消費者庁に届出があったものは89件でした。食品区分は、「加工食品(サプリメント形状)」が57件、「加工食品(その他)」が32件です。10月は生鮮食品区分の届け出はありませんでした。

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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2 食や健康に関するイベント

〇アルコール・バイオマス研究会/ 2024年度 シンポジウム 「サーキュラー・バイオエコノミーの現在地」

■日時 2025年1月17日(金)13:30~17:30

■会場 バイオインダストリー協会(会場参加はアルコール・バイオマス研究会メンバーのみ)およびオンライン

【会場URL】 https://www.jba.or.jp/images/JBAmap1_new.jpg

■定員 200人、参加費無料

■主催 アルコール・バイオマス研究会

■内容

バイオ(≒生き物)は、再生や循環なる言葉と、とても相性が良い。同様な事柄は【バイオエコノミー】にも当てはまり、当該用語は、現在では【サーキュラー・バイオエコノミー】と発展した形で語られることが多くなってきている。そこで本シンポジウムでは、世界での政策状況や技術潮流を踏まえて、今現在の日本国内の先進的なサーキュラー・バイオエコノミーの取り組みを知り、今後の技術開発、事業化を推進するためのポイントやヒントに繋げたい。

(1)「サーキュラーバイオエコノミー的思考:今までの良いものが良くなくなる世界」

五十嵐 圭日子 氏(東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授)

(2)「バイオエタノールは、SAFで3度目の夢を見るか ~2GバイオエタノールおよびSAFの社会実装への取り組み~」

掛下 大視 氏 ((株)biomaterial in Tokyo執行役員、研究開発部 本部長)

(3)「バイオエコノミーにおける藻類のポテンシャル ~燃料もプラスチックもプロテインも~」

猪崎 風葉 氏((株)ちとせ研究所)

(4)「未利用バイオマスの発酵アップサイクル技術による食品・化粧品素材の開発」

杉本 利和 氏((株)ファーメンステーション CTO)

(5)「バイオガスからメタノール合成 〜カーボンニュートラル循環型酪農〜」

大久保 敬 氏 (大阪大学 先導的学際研究機構創薬サイエンス部門 教授)

(6)総合討論

参加申込み(2025年1月15日(水)23時)とシンポジウムの詳細は下記サイトを参照ください。

https://www.jba.or.jp/event/20250117_AB/

 

〇【岩手県】令和6年度農山漁村発イノベーション(6次産業化)交流会

6次産業化に取り組む農林漁業者、6次産業化に関わる様々な業種の皆さんによる交流会が開催されます!「商品開発のポイントを知りたい」「自社商品へアドバイスがほしい」「6次産業化に取り組む事業者同士で意見交換したい」などなど、ネットワークを広げるチャンスです!ぜひご参加ください!

 

■開催日 令和7年2月7日(金曜日)

■時間 午後1時30分から午後4時まで

■場所 エスポワールいわて 大中ホール(盛岡市中央通1丁目1-38)

■申込締切 令和7年1月15日(水曜日)

■問い合わせ 岩手県農林水産部流通課 6次産業化推進担当(電話 019-629-5713)

■詳細はこちら↓

https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/nourinsuisan/6ji/1079323.html

 

〇健康博覧会2025(第43回)

日時 2025年2月26日(水)~28日(金)  10:00 -17:00

■場所 東京ビッグサイト 東1・2・3ホール

■主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

■後援 農林水産省、日本貿易振興機構(ジェトロ)

■内容

43年目の開催を迎える、「健康」分野で国内最大のビジネストレードショーです。健康に関連する製品・サービスが広く展示され、国内外の鉄板&最新トレンドがわかるビジネスセミナーも多数実施されます。

■参加申込 展示会公式HPより来場者事前登録が必要。

公式HP  https://www.this.ne.jp/

■問合せ インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 TEL : 03-5296-1025

 

  〇Care Show Japan 2025

日時 2025年2月26日(水)~28日(金)  10:00 ~ 17:00

場所 東京ビッグサイト 東ホール

主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

■内容 

Care Show Japan / ケアショー・ジャパンは介護や医療に関連する5つの専門展で構成されています。新製品・新サービスの展示、行政動向や最新事例等の講演プログラム等で来場者の皆様に価値ある場を提供し、超高齢社会における地域課題、社会課題の解決を目指します。

■参加申込 公式HPより来場者事前登録が必要。

公式HP  https://www.care-show.com/

■問合せ インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 TEL : 03-5296-1009

 

3 今が旬!いわての農産物紹介

今月は「ナガイモ」です。

岩手県内では、岩手町と滝沢市、八幡平市で多く生産されています。出荷は11月から4月まで行われ、これから寒くなると甘みが増し、とてもおいしいナガイモが収穫されます。令和4年度の岩手県の出荷量は、2,310tと全国6位となっています。

県内では、江戸時代後期に北上市二子町で栽培されていた記録があります。二子地区のナガイモは、首部が短く長さが短めで尻丸の系統で、品質に優れた「徳利いも」として古くから全国的に高く評価されていました。この地区は、北上川流域に位置し洪水がもたらした土層の深い肥沃な土地条件からナガイモ栽培の適地とされ、本県の主要な産地となっていました。昭和40年代になると、ナガイモ栽培に大型農業機械が取り入れられ、トレンチャー耕による深耕が容易に出来るようになり、栽培適地は北上川流域から県北部の畑作地帯まで範囲が拡大し現在に至っています。

ナガイモは、カリウム、マグネシウムなどのミネラルの他、ビタミンB群、C群をバランスよく含み、でんぷん分解酵素であるアミラーゼやジアスターゼも豊富に含まれています。このアミラーゼは、胃腸の働きを助けることが知られていますが、熱に弱く加熱調理すると効果がなくなります。このように、ナガイモには豊富な栄養分が含まれていることから、昔から薬用食、強精食として重用されています。近年体を温めて体調を整える“温活”食材として、ナガイモをすりおろした「とろろ」が注目を浴びています。国内大手飲食店情報サイトでは、2023年のトレンド鍋に「とろみ鍋」を選定し、「とろみ」をイメージする食材では「とろろ」が第1位となり、ナガイモを使った鍋物メニューを取り入れる飲食店も増えているとのことです(2024.11.23日本農業新聞)。

日本のある地域には、一年を健康に過ごせるように願いをこめて「三日とろろ」という1月3日にナガイモをすりおろした「とろろ」を食べる風習があります。今、県内の産直や青果物店で地元産のナガイモがたくさん販売されています。年末年始にかけて酷使された胃腸の回復に、「とろろ」を食事メニューに加えてはいかがでしょうか。

 

4 研究会からのお願い

 

〇会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら研究会事務局までご連絡ください。

なお、情報提供にあたっては以下の事項について確認をお願いします。

 

■原稿は、矢野会長と事務局で確認(会の目的や活動との整合性等)後掲載します。

■メルマガ発行は、毎月最終水曜日となります。原稿は、その前週金曜日ごろまでに事務局までメールにてお願いします。

■原稿様式は、特に定めておりませんがテキスト形式で送付ください。掲載する体裁等は事務局に一任ください。