いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年8月号
目次
1 研究会からのお知らせ
2 機能性食品等に関するニュース
3 食や健康に関するイベント
4 今が旬!いわての農産物紹介
5 研究会からのお願い
1 研究会からのお知らせ
〇令和6年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウム開催についてのご案内
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研究会及び岩手生物工学研究センターでは、下記シンポジウムを開催します。会員の皆様の参加をお待ちしております。
■日時 令和6年9月3日(火)13:30~16:00
■場所 盛岡市 岩手教育会館(オンライン併用)
■内容 「農林水産物はどうして体に良いの?」をテーマに以下の講演を行います。
(1)報告「岩手県の農林水産物が持つ健康機能性」 (13:40-14:00)
公益財団法人岩手生物工学研究センター生物資源研究部 研究部長 矢野 明 氏
(2)講演
ア 「食関連産業において健康機能性はどのように示されてきたか」 (14:00-14:50)
一般社団法人健康食品産業協議会理事
エビデンスレビュー評価委員会事務局長
森永製菓株式会社 西村 栄作 氏
イ 「健康機能性の情報との向き合い方」 (15:00-15:50)
盛岡大学栄養科学部 教授 矢賀部 隆史 氏
■シンポジウムの詳細は別添のチラシを参照ください。
■参加申込み 研究会事務局 菅原(h−sugawara@ibrc.or.jp)まで連絡(氏名・参加方法)をお願いします。締切は令和6年8月30日(金)まで延長します。
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2 機能性食品等に関するニュース
〇最新の機能性表示食品届出情報
(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年8月20日現在))
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令和6年6月1日~30日の期間において消費者庁に届出があったものは135件でした。食品区分は、「生鮮食品」が0件、「加工食品(サプリメント形状)」が74件、「加工食品(その他)」が61件です。この期間に生鮮食品区分での届出はありませんでした。
機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)
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3 食や健康に関するイベント
〇食品開発展2024(Hi Japan/ FiT Japan/ S-tec Japan/ LL Japan)
■会期 2024年10月23日(水)・24日(木)・25日(金)
■会場 東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウム
■後援 厚生労働省/東京都/日本貿易振興機構(ジェトロ)/農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門
■食品開発展2024 出展資料請求は下記サイトへ
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4 今が旬!いわての農産物紹介
今月は「メロン」です。
岩手県内でのメロン栽培は、主に滝沢市、盛岡市、平泉町で取組まれています。それぞれの地域はあまり大きな産地ではありませんが特徴的な取り組みを行っています。平泉町では、町内にある世界的な文化遺産にちなみ「黄金メロン」という名称で網目(ネット)がきれいに入り外観がよくさらに、糖度が高く風味豊かなメロンを生産しています。毎年8月中旬から収穫が始まり県内の青果市場や地元の道の駅で販売されます。
平泉町のメロン栽培は、1996年から開始されました。当初は、品質が安定せず栽培に苦労したようですが、ビニルハウスでの栽培や仕立て方法の改善、1株1果収穫と出荷前の糖度検査を徹底することで、毎年おいしいメロンを生産しています。「黄金メロン」はとても評判がよくすぐに売り切れてしまいますが、お店で見かけたらぜひ購入し岩手産の高級メロンを味わってみてください。
メロンの栄養成分で比較的多く含まれているのはカリウムです。カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出し体内の水分バランスを整える働きがあり、高血圧の予防やむくみに有効です。メロンが旬となる夏場は発汗によりカリウムが排出されるので良い補給減となります。また、メロンには、体内ですぐにエネルギー変換されるブドウ糖や果糖などの糖分が多く含まれ、さらに疲労回復効果があるとされるクエン酸も含まれております。その他、赤肉メロンには、免疫力を高めてくれるとされているβ-カロテンが多く含まれております。
メロンは、機能性表示食品として消費者庁に生鮮食品区分で2件登録されています(2024年8月現在)。機能性関与成分は「GABA」で、表示する機能性として①一時的な精神的ストレスを低減、②睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高めるとなっています。
5 研究会からのお願い
〇会員の皆様からの情報提供について
研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。
なお、情報提供にあたっては以下の事項について確認をお願いします。