いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2023年12月号

目次

 研究会からのお知らせ

2 機能性食品等に関するニュース

3 食や健康に関するイベント

4 今が旬!いわての農産物紹介

5 研究会からのお願い

 

1 研究会からのお知らせ

  〇  令和5年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウムについてのご案内

    岩手生物工学研究センターおよび研究会では、下記シンポジウムを予定しております。皆様の参加をお待ちしております。

  ■日 時 令和6年2月13日(火) 13:30~16:00

  ■場 所 盛岡市 岩手教育会館 (オンライン併用)

  ■内 容 「健康素材の宝庫 “いわて” から機能性食品を発信する」をテーマに以下の講演を予定します。

(1)     報告 「岩手の農林水産物が秘める機能性とその活用」 

公益財団法人岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 研究部長 矢野 明 氏      

(2)     講演 「機能性表示食品の開発から販売に向けた企業戦略」

研究開発コンサルタント(元キリンホールディングス㈱執行役員 R&D本部 副本部長) 近藤 恵二 氏

(3)     事例報告1 「菜彩鶏むね肉)」

株式会社十文字チキンカンパニー  営業部 営業課 課長代理 中村 一寛 氏

(4)     事例報告2 「アマタケ  サラダチキン」

株式会社アマタケ  上席執行役員 品質管理部 部長 山﨑  周 氏   

  ■申し込み  研究会事務局菅原(h−sugawara@ibrc.or.jp)まで連絡をお願いします。締切は令和6年2月5日(月)です。

  ■シンポジウムの詳細は別添のチラシを参照ください。

   

2 機能性食品等に関するニュース

〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和5年12月25日現在))

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令和5年10月1日~31日消費者庁に届出があったものは83件でした。食品区分は「生鮮食品」1件、「加工食品(サプリメント形状)」40件、「加工食品(その他)」42件です。生鮮食品は以下の通りです(「商品名(名称)機能性関与成分」で記載)。①「パクチー+(プラス)(パクチー)カフェオイルヒドロキシクエン酸」。

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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〇冬の味「寒じめほうれんそう」出荷始まる

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JA新いわての久慈地域で、「寒じめほうれんそう」の出荷が11月23日から始まりました。同地域の「寒じめほうれんそう」は糖度8以上を出荷基準としており、JA担当者が管内の圃場での糖度調査の結果、基準を満たしたため「寒じめ宣言」を出した。この「寒じめほうれんそう」は、当研究会が企画、成分分析および届出支援を行い、令和元年から機能性表示食品として販売されています。

記事の詳細は以下JA新いわてHPを参照ください。

  https://www.jaiwate.or.jp/shin-iwate/yume_net/

その他「寒じめほうれんそう」に関する情報が「農研機構東北農業研究センター市民講座」で動画配信されています。

    動画配信(配信中)

「第43回  『冬の寒さで野菜の栄養を高める~寒締めは岩手で生まれた~』」

    農研機構サイト

https://youtu.be/0XTP8tKz-lE?si=NeL70k_LXmk88HKc

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3 食や健康に関するイベント

〇健康博覧会

日時 2024 2024年2月20日(火)~22日(木) 時間10:00 -17:00

■場所 東京ビッグサイト 東4・5・6ホール

■内容

42年目の開催を迎える、「健康」分野で国内最大のビジネストレードショーです。健康に関連する製品・サービスが広く展示され、国内外の鉄板&最新トレンドがわかるビジネスセミナーも多数実施されます。

■主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

■後援 農林水産省、日本貿易振興機構(ジェトロ)

■参加申込 展示会公式HPより来場者事前登録が必要。

公式HP  健康博覧会 | ひと・社会・地球の健康を考えるビジネストレードショー | トップページ (this.ne.jp)

■問合せ インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 TEL : 03-5296-1025

 

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4 今が旬!いわての農産物紹介

今月は促成アスパラガスです。

岩手県内のアスパラガスは4月から9月にかけて行われる露地栽培が中心です。しかし平成15年ごろから一戸町などで12月から収穫する「促成アスパラガス」の栽培が行われるようになりました。栽培が始まったきっかけは、当時この地域を担当していた農業改良普及員が冬期に農家が何とか収入を得る手立てがないか思案したことからでした。現在は県北地域を中心に県内各地域で栽培されています。促成アスパラガスは、収穫する年の2月に種をまき、その苗を株養成専用の畑に植えて春から秋にかけて株を大きく育てます。そして11月に株を掘り上げて、加温できるハウスにもう一度植え(伏せ込み)ます。収穫は、12月から3月にかけて行われます。

露地栽培されるグリーンアスパラガスは、一度畑に植えると数年間同じ株から収穫できますが、促成アスパラガスは、毎年株を更新する必要があり、さらに収穫までに2回の植え付け作業が行われるなどひと手間多くかかります。また、冬期間に加温するための資材も必要となることから、促成アスパラガスのお値段はやや高めとなりますが、寒い冬に一足早く春を味わう贅沢を堪能できます。

アスパラガスは、穂先にルチンやグルタチオン、アスパラギン酸といったアミノ酸の一種をたくさん含みます。中でも、多量に含まれているアスパラギン酸には、体内で エネルギー代謝を活発にし、疲労回復を早める効果があります。また、体内のアンモニアを尿として排泄する作用があり、イライラや不眠症を防ぐ効果も期待できます。同時に末梢血管を拡張して、血圧を下げるので、高血圧を改善し、動脈硬化の予防に効果を発揮します。

アスパラガスは、収穫直後が一番おいしく栄養成分も多いとされています。これから産直施設等で、県内で収穫された鮮度抜群の促成アスパラガスの販売が始まります。おいしいアスパラガスを食べて「雪かき」などで消耗した体の疲労回復や一足早い春を感じてはいかがでしょうか。

 

5 研究会からのお願い

 

〇会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。