いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年11月号

目次

 研究会からのお知らせ

2 農林水産物の機能性活用に関する生工研センター研究成果の紹介

3 機能性食品等に関するニュース

4 食や健康に関するイベント

5 今が旬!いわての農産物紹介

6 研究会からのお願い

 

1 研究会からのお知らせ

  〇第9回いわて農林水産物機能性活用研究会総会の書面開催結果について

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  いわて農林水産物機能性活用研究会総会を書面にて開催した結果、総会資料のとおり承認されました。

会員名簿に一部誤りがありました。別添の名簿に差替えをお願いいたします。

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  〇いわて農林水産物機能性活用研究会ホームページのリニューアルについて

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  研究会のホームページを下記にニューアルしましたのでお知らせします。ホームページでは、これまでの機能性活用支援やセミナー・シンポジウムについて紹介しています。

https://bioresources.ibrc.or.jp/network

 

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2 農林水産物の機能性活用に関する生工研センター研究成果の紹介

  〇日本生物工学会2024年北日本支部岩手シンポジウムの講演について

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  岩手生物工学研究センター上杉祥太主任研究員により、「地域の産業と資源の特徴を活かした機能性成分研究と高度利用法開発」と題して講演が行われます。シンポジウムでは、その他3名からの講演が予定されています。

■日時 :12月14日(土) 13:25~15:45

■場所 :岩手大学 農学部5号館 ぽらんホール

■参加費は無料です。日本生物工学会の会員ではない方も参加可能です。ただし事前の参加申し込みが必要です(11月29日(金)24:00まで)。

参加申込みは以下のGoogleフォームからです。

  https://forms.gle/WXHVWhXpvSMisNvL9

■シンポジウムの詳細は以下のサイトを参照ください。

https://www.sbj.or.jp/event/kitanihon_sympo_20241214.html

 

3 機能性食品等に関するニュース

〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年11月25日現在))

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令和6年9月1日~30日の期間において消費者庁に届出があったものは57件でした。食品区分は、「加工食品(サプリメント形状)」が19件、「加工食品(その他)」が38件です。9月は生鮮食品区分の届け出はありませんでした。

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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4 食や健康に関するイベント

〇国際シンポジウム「気候変動が世界の食料需給に与える長期的影響と食料安全保障」(オンライン併用)

■日時 :12月5日(木) 13:10~16:45

■場所 :東京大学弥生講堂 (東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部内)※オンライン併用

■内容 :農林水産省は、米国農務省首席エコノミストのセス・メイヤー氏と国際食糧政策研究所上級研究員のキース・ウィーブ氏を招き、国際シンポジウム「気候変動が世界の食料需給に与える長期的影響と食料安全保障」を開催。

農林水産省が令和4年度より取組んでいる「世界の超長期食料需給予測に向けた予測モデル等検討業務」におけるこれまでの検討内容を紹介するとともに、パネルディスカッションを通じて世界の食料安全保障についての議論を行う。

定員 :会場150名(先着順)。参加費無料。12月4日(水)12:00締切。

※使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)。

●基調講演

・気候変動下の食料生産の課題と対応

・世界食料モデルIMPACTによる気候変動の影響予測

●セッション1:気候変動の食料需給への影響

・気候変動下の世界の主要穀物の収量予測

・2060年にかけての世界の食料需給見通し

●セッション2:パネルディスカッション

・超長期(30から40年後)の世界の食料需給予測における課題、食料安全保障の確保について

  ■詳細と参加申込みは以下のサイトを参照ください。

  https://www.jircas.go.jp/ja/event/2024/e20241205

 

5 今が旬!いわての農産物紹介

今月は「さつまいも」です。

岩手県内でのさつまいも栽培は、滝沢市においてまとまった生産がおこなわれています。最近は県内各地で比較的大規模に栽培している圃場もみられ、産地直売所に行くと地元で収穫されたさつまいもが販売されています。これまで、さつまいもの栽培は、一般的に九州や関東といった温暖な地域が中心でした。近年は、温暖化にともない夏期高温傾向となったことや、冷涼地でも安定した生産が見込める品種の育成が行われたことにより、東北や北海道でも経済的に見合う生産ができるようになりました。これから岩手県でも生産が増えることが期待される作物です。

今、青果用のさつまいもは、焼き芋ブームにより国内需要が増えており、これに伴い品質面でも様々な特徴を持つ品種が育成されています。食感では「ねっとり」、「しっとり」、「ほくほく」、肉色では一般的な黄色の他オレンジや紫、サイズでは、一人用の小ぶりの品種などがあり、利用の仕方で品種の選択ができます。滝沢市で多くつくられている「クイックスイート」という品種は、電子レンジ調理で短時間でも甘みが増すという優れものです。

さつまいもは、主成分がでんぷんでエネルギー源として利用できます。このでんぷんは、加熱により麦芽糖に変わりさつまいも独特の甘さや食感となります。ビタミン類では、強い抗酸化作用があるとされるビタミンCを豊富に含んでおり、さつまいもに含まれるビタミンCは、加熱してもでんぷんに保護されるため、じゃがいもや他の野菜に比較し残存率が高く安定しています。その他、食物繊維が豊富に含まれており、さらに、さつまいもを加熱するとでんぷんの一部が難消化性のでんぷんに変化し食物繊維に類似した成分になります。食物繊維には、腸を刺激し便通を整え余分な脂肪や老廃物の排出を助け便秘予防や生活習慣病の予防に役立つとされています。

晩秋から冬にかけては、さつまいもの出荷が最盛期となり、気温の低下とともに焼き芋がおいしい季節となります。この時期スーパーマーケットの青果物コーナーでは甘く焦げた魅力的な焼き芋の香りがただよい、ついつい手を伸ばしたくなります。また、県内の産直でも地元でとれたいろいろな品種のさつまいもが販売されております。焼き芋の他にもさつまいもを食事のメニューにとりいれていただき、たくさん食べて冬の寒さに負けないようにしましょう。

 

6 研究会からのお願い

〇会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。

なお、情報提供にあたっては以下の事項について確認をお願いします。

 

■原稿は、矢野会長と事務局で確認(会の目的や活動との整合性等)後掲載します。

■メルマガ発行は、毎月最終水曜日となります。原稿は、その前週金曜日ごろまでに事務局までメールにてお願いします。

■原稿様式は、特に定めておりませんがテキスト形式で送付ください。掲載する体裁等は事務局に一任ください。