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2015年5月13日

2015/05/12 23:54 に 長洞希 が投稿   [ 2015/05/14 16:34 に更新しました ]
明日5月14日より、パシフィコ横浜にて第12回アジア栄養学会議(ACN2015)が開催されます。
当研究部の研究成果も下記の表題でポスター発表します。

Abstract ID ACN-a-442
Poster ID PS-01-a-102
Title Analysis of carotenoids in cultivars of Setaria italica and Panicum miliaceum: tissue specific localization of nutrients in the millet grains.
Author Akira Yano, Masato Takakusaki, Yui Chida, Yoshinori Takahashi,  Hirofumi Iwama


Setaria italica とはアワ(粟)の学名で、Panicum miliaceum とはキビ(黍または稷)の学名です。
下の写真のフサフサは、アワの穂。
岩手県はヒエ・アワ・キビをはじめとする雑穀の生産量日本一というのは結構有名な話ですね。


こちらは、岩手県が育成したアワの新品種「ゆいこがね」です。
穂から脱穀して、脱ぷ、精白すると鮮やかな黄金色の粒が中から現れます。

私たちの研究部では、この「ゆいこがね」に特徴的な黄色の成分を調べてみました
粉末にした「ゆいこがね」の抽出液も写真のように黄色です。

分析した結果、黄色素の成分はルテインとゼアキサンチンというカロテノイドの一種であることが分かりました。

        ルテインの構造式は長〜い!


ヒトの場合、ルテインとゼアキサンチンは青色光によるダメージから目を守るのに役立っています。

これまでアワやキビの黄色の成分は、ポリフェノール類ではないかと考えられてきました。
私たちの研究で、実際にはルテインとゼアキサンチンの黄色であることを明らかにしました。

食物繊維やミネラルに富む点が雑穀類のセールスポイントです。
「ゆいこがね」のような黄色の雑穀は、ルテインやゼアキサンチンも含まれるということが分かり、より魅力的な食材として広まっていくと考えています。


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